太宰府天満宮境内飛地にある神社「榎社(※)」から東へ歩いて2分の所にある「榎の井戸」(えのきのいど)。「清明の井」とも呼ばれています。
平安時代中期の有名な陰陽師 安倍晴明(あべのせいめい)の神託により開かれたといわれ、どんな日照りの時でも水が涸れないといわれています。
≪御祭神≫
・彌都波能賣神(みつはのめのかみ)
・鳴雷神(なるいかづちのかみ)
・御井神(みゐのかみ)
出産時にこの水を使うと安産であるという信仰もあります。
祠の中に三角形の板状の石が置かれていて、これは水を守る神様を現しているそうです。
【榎の井戸】(清明の井):福岡県太宰府市朱雀4丁目
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※「榎社」(福岡県太宰府市朱雀六丁目)・・・菅原道真が、901年(昌泰4年・延喜元年)大宰府に左遷されてから903年(延喜3年)に逝去するまで謫居した跡で、当時、府の南館であったといわれます。