≪御祭神≫
[一ノ宮]・国造速瓶玉命(くにのみやつこはやみかたまのみこと) [建磐龍命の御子神]
[二ノ宮]・雨宮媛命(あめみやひめのみこと) [速瓶玉神の御妃神]
[三ノ宮]・高橋神(たかはしおほかみ) [速瓶玉神の第二御子]
[四ノ宮]・火宮神(ひのみやおほかみ) [速瓶玉神の第三御子]
阿蘇神社から北に約4km、外輪山の麓、「古代の里 キャンプ場」の近くに鎮座しています。
阿蘇神社から見て北にあるので『北宮』とも称されます。
御主神である國造速瓶玉命(くにのみやつこはやみかたまのみこと)は、阿蘇を開拓した肥後一ノ宮「阿蘇神社」の御主神 健磐龍命(たけいはたつのみこと)の第一の御子神で、父神 健磐龍命の聖業を嗣(つ)がれ、阿蘇の開拓に水利にと国土開発の大業をなされ、庶民に農耕を教え畜産に植林に万幸を与え衆民を愛撫し、仁徳を施されたといいます。
この御聖徳と御功業により、第十代崇神天皇の御代に、阿蘇初代国造と定められ、同18年(紀元581年)御子 惟人命(これひとのみこと)【彦御子神】に勅せられて、阿蘇国造の神として、御居住の地(現在地)を卜して(占いして)鎮祭せられたといいます。
延喜の制式内社(官社)に列せられている、熊本で阿蘇神社・疋野神社などと共に最も古い神社の一つです。
一番目の鳥居
参道
二番目の鳥居
拝殿
神額 御本殿
社殿
現在の社殿は寛文13年(1673年)に肥後藩主細川綱利の命により造営されたものだそうです。
白蛇の桧
白蛇の姿を見た者は運が開けるとの伝承があります
【鯰宮】(なまずのみや)
・大鯰の霊
案内板によると、
健磐龍命が阿蘇火口湖の「立野火口瀬」を
蹴破り干拓した時に大鯰が出現し阿蘇谷の
半分にわたって横たわっていたので、命は
「多くの人を住まわせようと骨を折っている
が、お前がそこに居ては仕事ができぬ」と
言い放たれると、鯰はふかく頭をたれ、命に
別れを告げるかのように去って行ったと伝え
られています。
命はその湖の精であった大鯰の霊を祀り、
同時に鯰を捕ることをかたく禁じられま
した。
その鯰の霊を祀ります。
社殿の右手に向かい階段を降りると、屋根をかけられた大きな杉が目に入ってきます。
手野のスギ(元国指定天然記念物)
この杉は、速瓶玉命のお手植えの神杉として伝えられ、熊本県下でも最大級の巨木だったそうです。
昔は、「手野の二本杉(夫婦杉)」と呼ばれ、二本あったそうですが、男杉は文政年間(1818〜1830年)に落雷のため伐採され、残った女杉は樹高48m、根周り15m、「手野のスギ」として国から天然記念物の指定を受けていました。しかし、平成3年9月27日の台風19号により地上約11m付近から主幹が折れてしまい、懸命な養生作業が行なわれましたが枯死してしまったため、折れ残った地上2.5mから7mを切断し、現在上屋がかけられて大切に保存されています。
男杉の株痕
文政年間(1818〜1830年)に落雷のため伐採された男杉の株。
香りが高く、一部を御笏(みしゃく)の材料として仁考天皇に献上したところ、おほめの言葉を頂いたとも伝えられているそうです。
また、その近くには、男杉の古株から生じたヒコバエを、天保2年(1831年)に植えたといわれる「神杉」もあります。
手野の大杉側からの参道入口
また、神社のすぐ横にある上御倉古墳、下御倉古墳は速瓶玉命と雨宮神の陵墓であるという言い伝えがあるそうです。
由緒・沿革
御主神 国造速瓶玉命は、肥後一ノ宮阿蘇神社の主神 健磐龍命の第一の御子神にして、延喜の制式内社(官社)に列せられて、阿蘇神社と同格の御社であり、父神健磐龍命の聖業を嗣がれ、阿蘇の開拓に水利にと国土開発の大業をなされ、庶民に農耕を教え畜産に植林に万幸を与え衆民を愛撫し、仁徳を施された。
この御聖徳と御功業により、第十代崇神天皇の朝に、阿蘇初代国造と定められ、同十八年(紀元五八一年)御子惟人命(彦御子神)に勅せられて、阿蘇国造の神として、御居住の地(現在地)を卜して鎮祭せられ、茲に二、〇〇〇年以上の歴史ある古いお社である。
此の間上歴朝の尊崇はもとより、下万民の敬仰する所で、国司、藩司の崇敬も亦篤く、中世以降に於ても肥後の大守細川氏も阿蘇神社と共に造営に、祭典に、代々藩費を供進せられ、現在の社殿は寛文十二年、細川五代綱利公の御造営のものである。
古来、農神としての信仰厚く、五穀豊穣に晴に祈り、雨に乞ひ、又害虫消除に頗る霊験新かであり、近郷近在より其の時折りに祈願参拝も多く、近年には阿蘇の古名社として、遠来よりの参拝も沢になりゆき之大神の偉大なる御恩頼を渇仰する故に外ならない。
明治七年十月には県社に列せられた。 (境内案内板より)
【國造神社】:熊本県阿蘇市一の宮町手野2100⇒[ Googleマップ ]
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