大野川(おおのがわ)の支流、牧戸川(まきのとがわ)に架かる滝です。
阿蘇山系の伏流水が岩間からほとばしり出るのが特徴で、かつては幅約100mにわたって湧水が飛び散る壮大な滝で「日本一の飛泉」とたたえられていたそうです。
『豐後國誌』によると、昔は陽目村にかかる滝であったことから、「陽目の滝」(ひなためのたき)と呼ばれており、その水が潔白で雪山の砕けるように見えたことから、俗に「白水瀑」(白水の滝)と称されるようになったようです。
陽目瀑 在柏原郷陽目村。乃肥之界也。兩岸碧嶂如屏。瀑高五六丈。濶三丈餘。當巨石正面。瀑灑散三面。其下怪石奇岩。磊砢無數。高低參差。皆蒙其水。其色潔白。宛如碎雪山。故俗名曰白水瀑。其兩崖石罅亦吐水許多處。皆云此瀑非。但飛流激之勢。石間悉涌出。・・・
〜陽目瀑(ひなためのたき)。柏原郷(かしわらのさと)陽目村(ひなためむら)に在(あ)り。すなはち肥(ひのくに)の界(さかひ)なり。両岸(ふたつのきし)碧嶂(あをやま)の屏(おほひ)のごとし。瀑(たき)の高さ五、六丈。濶(ひろ)さ三丈(みたけ)あまり。巨石(おほいし)の正面にあたり、瀑(たき)の三面に灑(そそ)ぎ散(ちら)す。その下の怪石・奇岩、磊砢は数(かず)にかぎりなし。高低は三差。皆、その水の蒙(おほ)ふ。その色、潔白にして、雪山の砕け宛(あ)たるがごとし。故(かれ)、俗(よ)に名(な)を白水瀑(しらみづのたき)と曰(い)ふ。その両(ふたつ)の崖石(がけいし)の罅(ひび)にまた水(みづ)の吐(は)く許(もと)の處(ところ)多(おほ)し。皆(みな)この瀑(たき)、ただ飛び流る激しき勢(いきほ)ひだけに非(あら)ずと云(い)ふ。石の間(ま)に悉(ことごと)く涌(わ)き出(いづ)る。〜
(『豐後國誌』より)
遊歩道を歩いていると、岩盤から幾筋もの滝水が所々湧き出しており、白水の滝(陽目の滝)までの道を楽しませてくれます。
白水の滝へ向かう遊歩道の右手にある滝↑。
この滝の前に、岡藩主の中川氏によって滝見物のための御茶屋が設けられていたそうです。
母滝
白水ノ滝の少し下流の母滝
白水の滝の右小滝群
あちこちの岩間から滝水が湧き出しています
『白水の滝(陽目の滝)』
落差 約38m
三脚もなく、雨とかかる水しぶきと戦いながら撮ってるのブレブレですけど。。。まぁ、そこは・・・
相変わらずで、すみません。。。(^^;)
白水の滝(陽目の滝)は、竹田市街地から直線で南西約15kmの「陽目の里キャンピングパーク」の先にあり、駐車場の近くには、「陽目の里・名水茶屋」もあり、食事やお土産を買うこともできますよ(^^)
2012年11月16日 白水の滝(大分県竹田市)に新たな滝!!
2012年11月18日 またまた白水の滝!
【白水の滝(陽目の滝)】:大分県竹田市萩町陽目⇒[ Googleマップ ]
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