≪主祭神≫
・健男霜凝日子神(たけをしもごりひこのかみ)
≪配祀≫
・豐玉姫命(とよたまひめのみこと)
・彦五瀬命(ひこいつせのみこと)
・鵜草葺不合命(うがやふきあえずのみこと)
・大太夫夫婦(だいだゆうめをと)【大神惟基(おほがのこれもと)・鵜目姫(うのめひめ)】
・花乃本姫(はなのみもとひめ) [大神惟基の母君]
≪合祀≫
・大山祇神(おほやまつみのかみ)
・奧津彦命(おきつひこのみこと)
・奧津姫命(おきつひめのみこと)
・少名毘古那神(すくなひこなのかみ)
・猿田彦大神(さるたひこのおほかみ)
・菅原道眞命(すがわらのみちざねのみこと)
・木花咲夜比賣命(このはなのさくやひめのみこと)
・大己貴命(おほなむちのみこと)
・面足尊(おもだるのみこと)
・惶根尊(かしこねのみこと)
大分県と宮崎県にまたがる祖母山(標高1756m)の北側の山中に鎮座しており、竹田市街地のほうから県道8号線を南西に下り、出合トンネルに入る手前の左の脇道に入って、300m先を左折して橋を渡ります。そのまま神原キャンプ場方面に向かって約6kmほど進んだ県道639号線沿いの右手に鳥居が見えてきます。
地図によっては、「嫗神社」「建男神社」と記載されています。
健男霜凝日子神社は、嫗嶽大明神(うばたけだいみょうじん)とも称し、祖母山頂に「上宮」、山中に「下宮」と「穴森神社」があり、山麓の神原集落に「遥拝所(神幸所)」があります。
「上宮」は神代の頃より祖母山(1756m)を御神体として山頂に鎮座し、健男霜凝日子神(たけをしもごりひこのかみ)を奉祀しています。
「下宮」は祖母山の北側のこの岩窟内にあり、創祀年代は不明ですが、白雉2年(651年)社殿が建立され、中世に豐玉姫命(とよたまひめのみこと)、彦五瀬命(ひこいつせのみこと)が配祀されているそうです。
『延喜式』に≪直入郡 一座 小 健男霜凝日子神社≫と記される古社で、古来より晴雨風雪など天候の守護神として崇敬されています。
入口
ここからかなり長い階段を登って行きます。
苔むした石階段がなんともいい感じです。
階段を登ってくると、まず嫗嶽稲荷社の赤い鳥居が見えます。
赤い鳥居の左手の奥の岩窟内に鎮座されているのが「健男霜凝日子神社」
昔はこの下宮が祭祀の中心だったといいます。
また、文禄3年(1594年)中川秀成公の入封後、歴代の岡藩主の崇敬をうけ、社殿の造営、社領の寄進があったそうです。
【健男霜凝日子神社】(左)と、境内社【嫗嶽稲荷社】(右)