2010年3月29日(月)参拝
福岡県北九州市八幡西区永犬丸東町に鎮座する【榊姫神社(さかきひめじんじゃ)】
≪御祭神≫
・玉依姫命(たまよりひめのみこと)
・榊姫命(さかきひめのみこと)
御祭神の由来より・・・
榊姫命は、平重盛の次男・資盛(すけもり)卿の御女で、治承4年(1180年)皇嘉門院となり、翌年の養和元年(1181年)安徳天皇に侍女として仕え、榊内侍と呼ばれました。
寿永2年(1183年)九州西巡の折、山鹿(現:福岡県芦屋町山鹿)から豊前柳ヶ浦(現:北九州市門司区・「門司駅」周辺)に行かれる時、榊姫は腰下の難病にかかり、小倉長浜(現:北九州市小倉北区長浜)の漁夫の家で養生されました。
養生されること1年、或る日 供の老女を枕元に招き、
「私の命はいくばくもないが、私の霊魂を榊に宿してこれからは多くの人々の腰下の難病を救いましょう。」…と言い残して昇天されたそうです。
その後、供の老女は長浜を「平家の落人」として追いたてられ、当てどもなくさ迷い歩くうち、永犬丸の里(現:北九州市八幡西区永犬丸)で親切な木こりに逢い、情けを受けられました。
ところが、この木こりの妻が腰下の難病に苦しんでいるのを聞き、老女は榊姫の盟願を頼み、一心に祈願すると、不思議にも10日過ぎには全治しました。
木こり夫婦の喜びは例えようもなく、この霊験あらたかなことを聞き伝え、近郷はもとより、遠方からも難病救治を願う者があとをたたなかったといいます。
そこで里人は、この殿問谷の山上に祠を建て榊姫命をお祭りしたのが由来だといいます。
二番目の鳥居 三番目の鳥居と参道階段
榊姫神社は、黒崎インターからだと西に約2km、私鉄「永犬丸駅」からは東に200m進んだ所に鳥居があります。
この時は、車を止めていい場所がわからなくてグルグルAしてしまい、参拝できるまで約1時間ぐらいかかった気がします。。。(^^;)笑
悩んだ末、一番目の鳥居をくぐってすぐ左端の邪魔にならない場所に止めさせていただきました(^人^)
家々の間を通っていくと神社に続く階段があり、満開に咲いた桜が出迎えてくれました
榊姫神社の境内
桜が綺麗です(^▽^)
拝殿
神様に写真を撮らせて下さい(-人-*)とお願いし、拝殿を撮らせていただきました
御本殿
御本殿の裏手には、榊姫のお供の女官を祀る祠もあります(^人^)
境内上からの参道階段
綺麗な桜を見させていただきありがとうございます(^人^)
【榊姫神社】
〒807-0842 福岡県北九州市八幡西区永犬丸東町2-17-1⇒[ Yahoo!地図 ]
TEL:093-611-1665
初めまして。
榊姫神社を紹介してくださり、ありがとうございます。
わたくしごとになりますが、2021年7月1日、自分の誕生日に自死をはかりました。
人生に失望していたのです。4回、首を括ったのですが、すんでのところで親友の助けが入り、八幡厚生病院へ強制入院となりました。
2週間ほど保護室で過ごし、個室で1週間、その後、ようやく病院付近の外出が許されました。
7月後半の暑い日でした。病院から坂道をくだり、フラフラと歩いていると鳥居が見えます。
こんなところに神社がある、、、と緑に囲まれた参道を上がって行きました。一歩一歩、参道を上がって行くたびに、明らかに空気が変わります。清浄な、清々しい気配。蝉時雨の中を上りきると、そこに榊姫神社がありました。
そのとき、ウグイスが鳴きましたね。『ホーホケキョ』と。直感的に、『あ、俺を歓迎してくれている』と涙が出ました。
普段と違って、自殺未遂を起こしたあとであり、ある意味、心が敏感になっていたと思います。榊姫さまの優しい、柔らかな気配を確かに確かに感じました。
そのときスマートフォンが鳴り、恋人が涙ながらに電話をくれました。スマートフォンはずっと取り上げられていて、お互い連絡が出来なかったのです。
彼女の泣き声を聞きながら、『もう一度生きなおそう』と思った榊姫神社の参拝でした。
コメントありがとうございます。
榊姫神社の神様とご縁かもしれませんね。
暑い日が続いていますがご自愛下さい。