東洋のナイアガラとも呼ばれ、「日本の滝100選」のひとつにもなっています。
緒方川の平地に突如として現れるこの原尻の滝は、遙か昔、阿蘇山の大噴火によってできた溶岩台地を、緒方川の水が長い長い歳月をかけて削り落としたことでできたそうです(^^)
緩やかなU字型のカーブを描く岩壁の間を流れる原尻の滝は、水量が多くなる梅雨時は、東洋のナイアガラにふさわしい最高の景観になります

滝のすぐそばには、「道の駅 原尻の滝」もあり、気軽に滝が見れます(^^)
周りは、のどかな風景が広がっていて水車などもありのんびりと過ごすのにはいい場所だと思います。
原尻の滝のすぐ上流には滝を横切り感じで車道も通っており、下降口にも気軽に近寄れるせいか、ついつい下を覗きたくなりますが事故に繋がりますので、決して安易に近づくのはやめて、十分に気をつけながら滝を楽しんでくださいね(^^)
そしてこの原尻の滝は、毎年旧暦の10月に行われる豊後大野市緒方町の緒方三社にまつわる重要な伝統行事「緒方三社川越し祭り」の舞台にもなるそうです(^^)
緒方三社川越し祭りは、緒方町の久土知区の【一ノ宮八幡宮】父親の仲哀天皇(ちゅうあいてんのう) 、原尻区の【二ノ宮八幡宮】子供の応神天皇(おうじんてんのう)、上自在区の【三ノ宮八幡宮】母親の神功皇后(じんぐうこうごう)の三社が年に一度、親子揃って一夜を過ごしていただく重要な神事です。
お祭りでは、一ノ宮と三ノ宮から御神体を乗せたお神輿が二ノ宮へと向かいます。
このとき、上自在区にある三ノ宮の神功皇后(母)を乗せたお神輿は、褌姿の男達にかつがれながら原尻の滝の上流の冷たい川の中にある鳥居をくぐって二ノ宮へ向かうそうです。
(昔は、川を渡りきると服を着た陸をかつぐ人たちがいたそうですが、若者が減少したため褌姿のまま二ノ宮に向かうようになったそうです)
写真右上に柱のように映っているのが二ノ宮八幡宮の鳥居です↓↓
左へまっすぐ進めば、応神天皇を祀る二ノ宮八幡宮に着きます(^^)
写真には写っていませんが、滝の正面には滝を見るための橋も架かっています。
今になって橋の上から写真を撮ればよかったな・・・とちょっと後悔(^^;)
【原尻の滝】:大分県豊後大野市緒方町原尻
【道の駅原尻の滝】
大分県豊後大野市緒方町原尻936-1
TEL:0974-42-4140 FAX:0974-42-4142
営業時間:9:30〜17:30(レストラン、喫茶・軽食 10:00〜17:00)
(※日本の滝100選には、タイトルに「★マーク」を付けています)