宇佐神宮の最初の鎮座地で、宇佐神宮の境外摂社の『八箇社』(田笛社、鷹居瀬社【鷹居社・郡瀬社】、大根川社、酒井泉社、乙梼ミ、妻垣社、小山田社)のひとつ。
また、宇佐神宮行幸八ヶ社(同上)のひとつでもあり、6年に一度、神輿が巡幸していました。
鷹居瀬社は、駅館川の北東岸に鎮座する「鷹居社」(鷹居神社)と南西岸に鎮座する「郡瀬社」(郡瀬神社)のことで、八幡大神が御遊化の昔に、鷹の姿で瀬を渡り東岸の「鷹居」の松にいて、空を飛んで西岸の「郡P」の地面におりたので、この2つの御神域をあわせて「鷹居瀬社」(たかゐせやしろ)といいました。
次 鷹居 豐前國宇佐郡 同時神託
自利其至流鷹居 云々
次 郡P 云々
自利其至流郡P 云々
此兩所者 有宇佐郡大河 化鷹渡P居東岸之松 又飛空遊西岸之地 故云鷹居P社 斯鷹是大御神之變也 大神比義祀祈顯之 立祠致祭也
〜次 鷹居(たかゐ)。豐前國宇佐郡。同じ時の神託。
「それより鷹居に至る。」云々。
次 郡P(こうのせ)。云々。
「それより郡Pに至る。」云々。
この兩所(ふたところ)は、宇佐郡(うさのこほり)の大河(おほかは)にあり。鷹(たか)に代(かは)りP(せ)を渡(わた)り東(ひむかし)の岸(きし)の松(まつ)に居(ゐま)しき。また空(そら)を飛(と)び西(にし)岸(きし)の地(つち)に遊(あそば)す。故(ゆゑ)に鷹居P社(たかゐせやしろ)と云(い)ふ。この鷹(たか)は、これ大御神(おほみかみ)の變(かはり)なり。大神比義(おほがのひぎ)、祈(いの)り奉(まつ)りこれを顯(あらは)す。祠(ほこら)を立て、祭(まつり)を致(いた)すなり。〜
〜『八幡宇佐宮御託宣集』日本國御遊化部〜
北東岸に鎮座する【鷹居社】(鷹居神社)
≪御祭神≫
・八幡大神(やはたおほかみ/はちまんおほかみ)【應神天皇】
【鷹居社】(鷹居神社):大分県宇佐市大字上田字鷹居⇒[ yahoo!地図 ]
南西に鎮座する【郡瀬社】(郡瀬神社)
≪御祭神≫
・應神天皇(おうじんてんのう) 【八幡大神】
・仲哀天皇(ちゅうあいてんのう)
・神功皇后(じんぐうこうごう)
≪配祭≫
・田心姫神(たごりひめのかみ)
・湍津姫神(たぎつひめのかみ)
・市杵嶋姫神(いちきしまひめのかみ)
・大宮比盗_(おほみやめのかみ)
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