2011年06月21日

【釜屋神社】(福岡県八女市立花町)

福岡県八女市立花町田形に鎮座する【釜屋神社】(かまやじんじゃ)

釜屋神社 (3).JPG

≪御祭神≫
 ・罔象女命(みつはのめのみこと) 【彌都波能賣神】
 ・瀬織津媛命(せおりつひめのみこと) [大日孁貴(おほひるめのむち)の荒魂]


国道442号線から県道715号線に入り、約200m先を左折して細い道を約200m進んだ矢部川沿いに鎮座されています。

拝殿にある『釜屋神社縁起』によりますと・・・
筑後国上妻郡「釜屋大明神」は、第50代桓武天皇の時代の延暦年間(782年〜806年)、この地に神跡をお祭りしたことに始まり、長年の歳月を経て神社の社殿や境内等もだんだんと頽敗(痛んで壊れたり傾いたり)していきましたが、平治の頃(1159年頃)、薩摩国根占の城主・大蔵大輔助能公、勅により、黒木の庄猫尾の城主に命じられ赴任されてきました。ある時、助能公に霊夢があり、嘉應年間(1169年〜1170年)この神社の社殿や境内等を再興し、多くの信仰を集め、長い時を重ねて諸祈願の地として崇敬されたといいます。

人も歳月も移り変わって数十代後の時代 天正12年(1584年)、黒木兵庫頭家永公の時代になってからは、猫尾城が落城し、社殿や境内等もすでに壊れてしまっていましたが、その後の慶長11年(1606年)、田中吉政公の崇敬があって神領の寄附を受けて、再び盛栄の霊地となりました。
さらに元和7年(1621年)の春、竹中采女正公に、また神領の許可を得て土地(神領)を賜り、同年の冬、大守宗茂公の崇敬によって更に倍加の土地(神領)の寄附を賜ったそうです。


御祭神の罔象女命(みつはのめのみこと)は、伊邪那美神(いざなみのかみ)が、火の神を生んで病に臥して尿(ゆまり)をされた時に出現された神で、私たち人間にとって欠かせない命の源である「水」(水の出始め)の神です。灌漑の引き水の神であり、井戸の神として信仰があります。

瀬織津媛神(せおりつひめのかみ)は、「祓戸大神」(はらへどのおほかみ)のうちの1柱の神で、伊邪那岐命(いざなぎのみこと)が竺紫の日向の橘の小戸の檍原で「禊祓」をされた時、左目を洗われて出現された太陽の神の大日孁貴(おほひるめのむち/天照大神)の荒魂(あらみたま/活動的で盛んな魂)と伝えられます。
『大祓詞』(おほはらへことば)の中には、
・・・高山乃末(たかやまのすゑ)短山乃末與里(ひきやまのすゑより)佐久那太理爾落多岐都(さくなだりにおちたぎつ)速川乃P爾坐須(はやかはのせにます)P織津比賣登云布神(せおりつひめといふかみ)大海原爾持出傳奈牟(おほうなばらにもちいでなむ)・・・
とあり、高い山や低い山の末から湧き流れる水の、たぎり落ちる流れの速い川の瀬にいらっしゃって、罪・穢れを海へと持ち出してくださる神です。



御本殿
御本殿.JPG


拝殿を写させていただこうと思いましたが、拝殿で地元の方がお昼を戴いていましたので遠慮して御本殿だけ撮らせていただきました。



釜屋神社(田形)と矢部川
釜屋神社.JPG


釜屋神社縁起
それここに筑後国上妻郡釜屋大明神は人皇五十代桓武天皇の御宇延暦年中この地に跡を祭りたもうてより多年の星霜を経て社頭も漸く頽敗しぬ。
然るに平治の頃薩摩国根占の城主大蔵大輔助能公綸命を蒙りて黒木の庄猫尾の城主に封ぜらる。ある時助能公霊夢によりて、嘉應年中この社頭を再興し給ひ尊信淺からず、則ち累世祈願の地と仰ぎ給う。
物換り星移り数十代を経て天正十二年甲申黒木兵庫頭家永公に至りて、猫尾落城、社頭も己に破却し候。その後慶長十一年田中吉政公尊敬ましまし神領を寄附し給ひ再び盛栄の霊地となれり、元和七年の春竹中ァ女正公また神領御免の地を給う。同年の冬大守宗茂公御尊信の旨を以て猶また倍加の地を寄附し給ふ。
之に依りて神威日を追ふて輝き神徳年を経て厚し誠に国土安全五穀豊饒万民快楽の霊地となれり。今ここに宝暦十年辰三月旧例によりて瑞戸をひらき奉り貴餞の拝礼を乞う神奧奇跡の影を移すがごとく、その徳豈空しからんや
(由緒板より)

そして、田形の「釜屋神社」から矢部川を挟んだ北の対岸には、もうひとつの「釜屋神社」がありますので、次に紹介したいと思います。

釜屋神社】:福岡県八女市立花町田形⇒[ Yahoo!地図 ]

八女・筑後・柳川のホテル・宿予約は≪じゃらん≫
八女・筑後・柳川を満喫!おすすめプラン満載♪


posted by miya at 17:32| 大分 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) |  ├ 神社・神宮(福岡県) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。